静岡駅前のネカフェが安くてシャワー無銭で人居なくて神だった。と思って今見たら泊まった店舗(静岡駅北店)が潰れていた*1。
前日に静岡まで移動していたおかげで朝時間が出来たので,未乗車だった静岡鉄道に乗って清水まで行くことにした。
[静岡鉄道静岡清水線・新清水行・0746新静岡~0808新清水]
ちびまる子,1000形。どこかの払い下げというわけでもないのだなあ。平日の朝だからか通勤客が多く,静岡・清水の間の住宅地を結ぶ路線なのだと肌で感じられた。東海道線の線路にぴったり並走しているわけでもなく,離れたり東海道線を大きく跨ぐところが結構面白かった。
江ノ島辺りを思い出す駅舎。
清水港はいかにも大きい港といった感じで,魚の加工食品工場がちらほら見られた。
せっかくだから朝市的なものやってるかな,と思いきやどこも開いてなくて,一軒だけ開いていた地元の漁師さんや港で働く人たち向けの食堂に入って,シラス定食を食べた。朝からがっつり。
予定外の朝食に満腹になりながら,予定通りの列車に乗り富士宮へ。
[JR東海道本線・熱海行・0919清水~0941富士]
何の変哲もない東海車。
酒。事前に見学の予約を入れていたので,担当の方に親切に酒造りのことや富士山の伏流水・酒米といった地の利のことを教わった。見学するたびに思うんだけど,めちゃくちゃデカい酒タンクの酒税法管理は大変なんだなあ。
覗きに来ました浅間神社。実は数回ここには来ているのだが,大きくなって一人で辿り着いてみるとまた違った感動がある。
なんかデカい建物。世界遺産センターらしい。明らかに景観壊してるんだけど金の使い方もっとどうにかならんのか。
夏休みだからかけっこう人通りが多く,浅間大社の境内も親子連れや観光客でにぎわっていた。市街を流れる川はこの境内にある湧玉池なる湧水に端を発しているようで,穏やかな流れが富士の裾野の端に位置する富士宮の豊かさを表しているかのようだった。
昼飯は富士宮焼きそば。写真は忘れた。
西富士宮から運転系統が別れていて,ここから甲府盆地南端に位置する鰍沢口駅まではダイヤが薄い地域である。地図でも,わざわざ富士宮まで来たのに一旦崖線に沿うように南下し,富士川沿いのコースへと戻ってから険しい山間へと入っていくことが見て取れる。
道中はひたすら山と富士川。晴れていればなおさら良い景色だっただろう。
この写真からだとわかりにくいが,駅前の県道はそれとなく景観を統一しているようだ。最近「ゆるキャン△」もこの辺が舞台だったので,運命的なものを感じる。
[山交タウンコーチ身延山線・身延山行・1418身延駅前~1430身延山]
駅からかなり離れ,山間を登ったところに久遠寺はある。身延山バス停はまさに門前商店街の中に位置していて,狭い山道にみっしりと昭和な家屋が軒を連ねている。バスで近くまで来たはずなのに結構登らされる…。
ちなみに夏休みの平日とあって商店街はやっぱり閑散としていた。悲しいね
三門。超でかい。一大宗派の総本山だけあって,威厳を感じさせる。
立派な杉並木の参道の奥に見えるのは…?
ギエ~~~~。昨日から歩き回ってるので足ボロボロなんですが。
めちゃくちゃ登った…。折しもどこぞの運動部のトレーニングに使われていて,そりゃ僕もキツいわけだ…と納得。
立派な五重塔。階段を登り切るとこれが見えるので,なんだか写真以上にありがたく見えるのです。
久遠寺本堂。デカい。いくつかのお堂が中で繋がっていて,本堂から靴を脱いで上がると,記念館や休憩所にふらっと入っていくらでも時間が潰せる。
南無妙法蓮華経の写経をしたり,有難い法典とか眺めたり,熱いお茶を飲みながら機関紙?を読むことが出来る。非常に良い時間を過ごした。
特におすすめなのはお堂の外れにある納骨堂コーナー。狭い通路の両側にびっしりと檀家の仏さんが並び,常時読経CDが流れていて異様な空間になっていた。
めっちゃ登ったなってなる。
境内はいたるところに小さな御坊や寺が林立していて,そこかしこに日蓮上人ゆかりの事物があるのでまさにブッディカルテーマパークといった趣。
山一帯が御坊だらけ寺だらけなので、歩いてるだけで読経があちらこちらから聞こえてくるしお題目を唱える修行僧らしき集団が隊列を組んで太鼓鳴らしながらやってくるし最高のエンターテイメントだった
— たと (@tatoJII) 2017年8月22日
今回は時間もタイトだったのでロープウェーでさらに上まで行くということはしなかったが,余裕があるならぜひ行きたいところ。
バスの時間が迫っていたので,焦って日蓮上人のお墓を見て山道を駆け下りて総門まで行った。
けっこう立派な門。奈良は吉野とかでも似たような物を見た気がする。
土産物屋のおばちゃんの歓待(セールストーク?)を受けていたらかなり時間を過ごしてしまった。
[山交タウンコーチ身延山線・身延駅行・1648総門~1657身延駅前]
戻ってきてから一本早いバスに乗ってたことに気付く。
汗をかいてたので知る人ぞ知る「こんびにえんす永谷」なる個人商店でアイスを買って富士川眺めるベンチで食った。後日「ゆるキャン△」でも同じベンチでもの食ってて笑顔になったのだった。
[JR中央線・大月行→東京行]