タト部記憶

チラシの裏

【未完成】2021夏アニメ(7月期)・終番レビュー

随時更新。点数未記載は最終話未視聴。感想未記載は完走済でこれから記載予定。

完走本数

平均点

最高点/最低点

  1. ゆびねつ2期 2点 間男を出してきて申し訳程度に展開を作るかと思いきや全然付け入る隙がなくてただイチャついて終わったし,もっと真面目に話を考えてほしい。エロシーンにも捻りがなくまさにマンネリ化したアニメだった。全然つまんなかった。
  2. 不滅のあなたへ 8点 まっさらな球体でしかなかったフシが親しくなった人間の不条理な「死」に立ち会うことでその姿かたちを変え,同時に感情を獲得していくという筋がまず面白い。途中からフシの周りで死人を出すためだけの舞台装置として出てきたノッカーは激しく興ざめだった。序盤のマーチみたいに人間によって死ぬほうがよかったんのでは……。唯一不条理ではなく天寿を全うしたピオランが姿かたちを変える最終話は流石に絶叫。グーグー編のリーン(CV石見舞菜香)は珠玉のキャラクター。話は終始核心のメッセージがふわっとしていてパンチに欠けてたんだけど,それでも雰囲気含めて今期では満足な部類に入るでしょう。
  3. 戦乙女の食卓2期 10点 1期はどちらかというとスピンオフ元のソシャゲのストーリーが先にあって,あくまでキャラクター間のエピソード補完みたいな側面が強かった印象なのだが,2期は少女たちの生活における食卓の在り方を描写することに意識が向いていてきわめて面白かった。登場する料理は奇を衒った創作料理ではなく,あくまでありふれた料理に終始していたのもコンセプトによくマッチしていたと思う。特に感心したのはタパス回とナチョス回で,前者では少女たちが各々の味をカスタムする食卓の多様性の尊重を描いてきたかと思えば,後者では各々の味の嗜好を尊重して食卓を用意する気遣いを描いてくる。つまりDiversity & Inclusionのアニメであって,こんなアニメがまさか中国から生まれるのか…と震えてしまった。
  4. 魔入りました!入間くん(第2シリーズ) 9点 魔王になるという目標をもった入間くんが魔界のいざこざで周囲の人々が傷つけられる現状に怒りを覚え決意を固くする。ゆっくりと,確実に変化していく入間くんと彼を取り巻く魔族たちの関係性にもっと見ていたいという気持ちにさせられた。でも何より素晴らしかったのはアメリ会長。アメリ会長が自らの恋心を自覚する回で大絶叫。デートに誘うアメリ会長,デートプランを夜なべして考えるアメリ会長,初デートで水着を見せちゃうアメリ会長,空回りして落ち込むアメリ会長,入間くんの気遣いにさらに惚れ直すアメリ会長。全部好きです。
  5. 女神寮の寮母くん。 10点 
  6. ピーチボーイリバーサイド 1点 種族間差別の撤廃みたいなメインテーマがちゃんと存在して,エピソード間を超えた積み重ねがあるっぽいストーリーだったのに,何故かそれを感じにくい時系列シャッフルで放送されて訳が分からなかった。未完の原作を違った切り口の解釈で捉えてほしい,という意図があるにしても,シャッフルすればそれが達成されるわけがないのは誰の眼からも明らかだろう。時系列通りに流したら面白くないから誤魔化しましたって正直に言えばよかったのに。まっとうに評価する価値もないが,サリーの乳とキャロットは加点。
  7. ヴァニタスの手記 5点 女性向けの話,女性向けのキャラ造形。女性向けのセリフ,女性向けのギャグといった感じで全然刺さらなかった。雰囲気とジャンヌ&ノエの微妙な感情変化くらいで全然話が進んだ気がしなかった。ジャンヌ(CV.水瀬いのり)がめちゃくちゃ可愛かったので加点
  8. 乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…X 3点
  9. 俺つしま 5点 犬と猫見て猫飼うと楽しそうだな~って思わされた直後にこれかよwって感じだった。猫飼うと寝てる間に鼻にうんこ付けられるのサイアクすぎるし飼いません。っていうかこういうのはこねこのチーポンポンらー大冒険で十分なんだよな
  10. カノジョも彼女 9点 話の安っぽさに見合った映像の安っぽさが最高に調和してて,手塚プロが奏功した稀有な例。文字通り頭の中空っぽで,適当な出来のおもしろ映像から繰り出されるバカエロ展開をケラケラ笑うのはやはり楽しい。竹達彩奈佐倉綾音高橋李依和氣あず未と各世代の声優を集結させる前代未聞の四世代住宅キャスティングになっており,広い範囲の視聴者の心を絶対に掴むという意気込みを感じさせられて笑顔。総作監作監のクレジット人数を毎週カウントするのも大きな楽しみだった。ヒロインの顔だけは可愛く保っていたのが奇跡的だった。
  11. 天官賜福 5点 何年かぶりの李豪凌監督作品だったが,残念ながら興味が起きそうで起きない線をずっと推移していた。映像は数年前のハオライナーズ時代よりも圧倒的にきれいになっているのだがそれは魔導祖師で十分楽しんでしまったわけで,全体的に暗く,テンポが悪い本作はせっかくの伝奇ミステリー要素を味わう前に飽きるところがなんとも惜しい。BL要素もなんか雰囲気という感じ。いや直接的な同性間恋愛関係は中国で描けないんだろうけどさ…。
  12. 死神坊ちゃんと黒メイド 7点 逆セクハラ要素をオミットしたらもっとすっきりした話に仕上がったんじゃないかな~というくらいにはわりと真摯な話をやっている。終盤のアリスの,坊っちゃんの解呪が幸せな日々の終焉を意味していても坊っちゃんの幸せを願いたい,でも心の奥底では現状維持を望む気持ちからももう目を背けられない,みたいな切ない板挟みの感情が良かった。2期に期待したい。ハイスコアガールだって2期のほうが何倍も面白かったのでな。
  13. 探偵はもう、死んでいる。 6点 終始僕の脳のラノベアニメ視聴を司る脳領域が激しく刺激されたアニメだった。話の構成は過去と現在を不必要に行き来して間延びしてるし,映像は1話だけ頑張ったかと思えば力の入らない止め絵をゆったりゆったり流して戦闘中ですらテンポ感が無かったし,BGMはフリー音源かってくらいダサい。全てが酷い出来。じゃあストーリーそのものは良かったのかといえば,設定もセリフもラノベ生まれのラノベ育ちが透けて見えてくるような他作品からの借りものの継ぎ接ぎ違法建築。この作者は描きたいシーンが先にあって,それを順序立てて構成せずに思いついた順番に描くからこういう一貫性の無い展開の連続になるんだろうなと思わされるシーンが各エピソードの終盤に近づけば近づくほど増えてきて,これは原作も少なからずこういう出来なのだろうと。……でも悔しいけどヒロインズの造形がとびきり可愛い。絵師ガチャ当てただけのラノベがいかにもやる気の無さそうな適当なアニメ化をされて続編は絶望的だな~という終わり方をする,そこまでがラノベアニメの様式美だと思えばやはり納得の視聴体験ではあった。
  14. 東京リベンジャーズ 8点
  15. 精霊幻想記 4点
  16. 転生したらスライムだった件 第2期 第2部 1点
  17. KICK&SLIDE 5点 ストーリーがほぼ存在しない,というかミッキーマウスロードレーサーズのお助けパートのパクリみたいなアニメ。短いのは救い。 エグザイルは本当にこれ作りたかったのかな
  18. チート薬師のスローライフ異世界に作ろうドラッグストア~ 10点
  19. 月が導く異世界道中 1点
  20. 小林さんちのメイドラゴンS 9点
  21. 迷宮ブラックカンパニー 7点 
  22. 歌うサッカーパンダ ミファンダ 0点 サッカーあんまり関係ない低俗ネタが本当に不快。こういう空っぽな人間が語るあるあるネタみたいなやつをアニメにする神経を疑う。実は3クール目継続だったらしくて発狂。二度と放送するな
  23. 100万の命の上に俺は立っている 第2シーズン 4点
  24. ぷっちみく 5点
  25. BLUE REFLECTION RAY/澪 3点
  26. ぼくたちのリメイク 6点
  27. 魔法科高校の優等生 2点
  28. マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝 2nd SEASON ‐覚醒前夜‐ 4点 マギウスの目的やドッペルシステムと設定が続けざまに明かされて,その割にストーリー上の意味合いみたいなのがイマイチはっきりしていなかったのが微妙だった。希望を携えた魔法少女が絶望して呪いを振りまく魔女になるって根本の設定の範疇でも面白い話は作れるだろうに。謎だったいろはの過去開陳も不完全燃焼。見滝原組のクロスオーバーもただ加勢しただけで立ち位置がはっきりせず。10年前が懐かしくて嬉しかったけども……。そこそこ頻繁に繰り出される作画は良かった。ケアレス(俺を嘲笑ってるのか?)はめっちゃいい曲。
  29. ダイナ荘びより 4点 クソ虚無だけど2分耐えれば終わるのでそれほど苦痛でもなかった。異常ED(何故韋駄天とかぶるんだよ)も好き。捕食回はカス。
  30. かげきしょうじょ!! 9点 ほぼそのまんまの宝塚音楽学校を舞台に,天才と凡才みたいな王道ものから演技論からごった煮ながらもよくまとまっていた印象。入学時点で既にメソッド演技と歌舞伎仕込みの魅せ方を会得している比較的円熟した天才肌少女・渡辺さらさが,客目線を獲得し,自分の経験を演技に載せることを知る変化の過程と,対照的に入学時点で既にスターでありながら中身は空っぽな元アイドル・奈良田愛が演技に向き合う理由と術を得ていく変化の過程。この2つだけでも十分に面白いんだけど,決してそうしなかったのがこのアニメの良かったところ。第8話「薫の夏」に代表されるような素晴らしいサブエピソード群でしっかり他の同級生を掘り下げていたところだ。つまり,普通の少女としての人生を諦めてこの特殊な環境に身を投じている彼女たちが何を捨て,何を掴み取ろうとしているのかを描いた群像劇としても楽しめるのがこのアニメの最も良いところだったと思う。だからこそ,序盤の奈良田愛とオタクのエピがイマイチだったかな……。奈良田愛だけ何も捨ててきていない背景(実際には幼少期に普通の少女ではなくなっていて,それが変に大人びた現在の姿としてオーディションで足を引っ張ってくるわけだけど)がある異分子なら,そこをもっと活かした話もありえたんだろうか。王道寄りの(言ってしまえば踏み込みが浅い)本筋と群像劇的なサブエピとでどっちにチューニングしていいのか時間がかかったこともあり,イマイチ楽しみきれなかったアニメではあった。
  31. 現実主義勇者の王国再建記(第1クール) 3点 令和の世に手垢のついたやれやれ系の主人公を出したかと思えば中学校止まりの知識と冷酷(笑)な判断から繰り出される現世の文化輸入,『超訳君主論』に裏打ちされた格言引用などなど色々な点で失笑を誘ってくる作品だった。原作は小中学生向けではないかと推察するが,それにしても対象の読者層を馬鹿にしすぎではないか。食糧問題を話題にしたかと思えば国民に新しい食材の食べ方を広報するとかいう明らかにその場しのぎの思いつきで話を作り,根本的な問題解決まで描かずに次の問題へ。こんな調子で経済問題・災害・外交問題に次々と手を出してそのどれもが中途半端という始末。個々のエピソードもちゃんと現実主義で作ってくれればよかったのだが,併合した国の不安でいっぱいであろう領民に歌番組で挨拶し剰え国歌を歌わせる無神経さ,仮にも一国の主として立ち振る舞っていたはずの主人公が自分にとっての家族は国民ではなく側近の美少女ハーレムであると言い放つ本末転倒などなど,とても推敲を経て書かれたとは思えない話ばかり。正直これがアニメ化された理由が一切わからない。センスの欠片も無いOP映像,保てていないキャラクターの絵柄,よく動くカメラワークを繰り出したと思えば気の抜けた画面を連打し初歩的な作画ミスもちらほら,と映像クオリティは著しく低い。このしょうもないストーリーに載せるならこんなもんでいいだろ~wみたいな打算が感じられて余計に反吐が出る。美少女ヒロイン群は可愛かったけども,こんなアニメが2クール制作されるのはやっぱりおかしいと思う。
  32. アイドリッシュセブン Third beat!(第1クール) 8点 明確な敵。めちゃくちゃ面白かった。
  33. ゲッターロボアーク 1点
  34. 出会って5秒でバトル 7点
  35. 極主夫道シーズン1 6点
  36. うらみちお兄さん 6点
  37. NIGHT HEAD 2041 1点
  38. ひぐらしのなく頃に卒 2点
  39. Sonny Boy 6点 言わんとしてることはわかるけど,まず伝え方がわかりにくすぎるし,そもそも俺ここから逃げ出して他の世界で自分の好きなことに没頭したいとか思ったことないしなーってなり共感もできない。長良が何もやってないのにやたらモテるのは臭い。希を失い結局は瑞穂と仲良く二人だけで元の世界で生きることを決めるけど,冷静に話の前後で成長の差分が無いなってなる。映像も音楽も割とずっと印象に残るタイプの挑戦的な作品ではあり,夏目真悟の作家性を感じるには申し分ない作品ではあったけど,優れたアニメーション作家が必ずしも優れたシナリオライターではないことも思い出してしまった。
  40. 平穏世代の韋駄天達 1点 ずっとドラゴンボールみたいなボカスカ殴り合いやるかエログロやるかおもんない設定説明早口(CV緒方恵美)やるかだけだった。暴力!強姦!みたいなところが特に厳しくて,異種族レビュアーズが性欲こそ男の華みたいな感じだっただけにああこういう度が過ぎたマチズモの発露がこの原作者の作風なんだろうなと感じさせられ不快。しかも原作の連載が尻切れトンボで終わったクソ中途半端なところで終了。マジのカス。まともな原作無いなら無理してアニメ作んなくてもよくない?
  41. D_CIDE TRAUMEREI THE ANIMATION 3点
  42. EDENS ZERO 7
  43. RE-MAIN 8点
  44. 闇芝居 第九期 6点
  45. ラブライブスーパースター 8点
  46. もっと!かいけつゾロリ 4点
  47. セリア先生のわくわくまじかる教室 8点 本編で途中からオミットされたセリア・クレール成分を余すことなく摂取できて最高。こういうアニメが見たかったんだよってなる。ヒロインズが出張ってくるのも正しさがある。そしてSDキャラがちゃんと可愛い。このショートアニメ隙が無くない?
  48. 妄想宇宙人バブちゅ~ 1点 ほぼアニメじゃないだろこれ最低。EDまで含めていつもの勝鬨スタジオ。「見えない恐怖」ってこれですね。あとよろで~ちゅ。
  49. Tomorrow's Leaves 9点 真のオリンピック宣伝アニメという肩書にそぐわず,紛れもなくオリンピック宣伝アニメ群で最高の出来。自然環境が破壊されつつある世界を子どもたちがオリンピアンさながらに駆け,未来に一葉の希望をつなぐ…といったストーリーが8分半の尺に勢いのある筆致で描かれていた。「IOCの文化・教育活動を担う」のがオリンピック文化遺産財団らしいが,まさにその存在意義がよく伝わってくるアニメーションだった。スタジオポノックアニメが無料で見られるってだけでも嬉しいのに……最高です
  50. しゃばけ 5点 女性向けBLアニメのPVと言う感じで虚無。伊藤秀樹だし朱夏だしジェネリック夏目友人帳。何故今更?となる
  51. まっててね!コイキング 5点 ポケモンのふえを吹いてたらコイキングがノッてきて最後にギャラドスに…ってストーリー要素は薄め。っていうかこれ『神達に拾われた男』ですよね?……微妙。
  52. ぽかぽかマグマッグハウス 8点 マグマッグって存在するだけで危険な害獣だと思ってたけどこういうヒトとの関わり方もあるんだなと。祖父母の家にお泊りに来たアンナのポケモンとのかかわりと発見の様子がとても精緻に描写されていてたいへん微笑ましかった。 
  53. ゲンガーになっちゃった!? 8点