タト部記憶

チラシの裏

2017夏・東北飲酒旅行⓪計画

サボっていたらもう一年前になるくらい旅行記事が溜まってしまった。

いちばん飲酒を楽しんでいた時期だったので,せっかくだから酒処・東北の数々の酒蔵を巡りながら夏の日本海の景色と食を楽しむ旅行をしようと思い立った。

今回の目的は東北の未乗路線を削ること,そして東北の豊かな酒と食を楽しむことだ。と同時に,初めて友人と旅行する体験でもある。一人旅だとどんな過酷な行程でもどうせ困るのは自分だから,という適当さのもとえいやっと実行してしまえるが,ある程度仲の良い友人だとそうはいかない。いつも以上に念入りに予定を精査し,それでもなお穏やかに終わるかどきどきな旅行だった。

 

酒処と言えば新潟・山形・秋田だろう!という発想の元,未乗路線だった上越本線,羽越本線奥羽本線を使うことに決めた。どちら周りで旅行するかはかなり迷うところだったが,1日目で遠くに行ってから徐々に首都圏に帰ってくるという方針に則り,秋田→新潟と宿を取ることにした。

途中立ち寄る見学と試飲ができる酒蔵として,新潟では「久保田」で有名な来迎寺の朝日酒造,「十四代」で有名な山形ではあえて庄内地方から(羽越本線乗り通し中に立ち寄るところが欲しかったのだ)「初孫」で有名な酒田*1の東北銘醸を選んだ。「No.6」で有名な秋田からどこを選ぶかかなり悩んだが,奥羽本線乗り潰し中に立ち寄れる酒処ということで,小野小町の故郷としても有名??な湯沢という町のいくつかの酒造を巡ることとした。

 

1日目

奥羽本線は距離が長く,本数も少ない。日没までには秋田市に着いて宿に荷物を置きつつ散策したいという気持ちだったので,必然的に湯沢も早めに出ないといけなくなる。酒蔵の見学可能時間もリサーチしつつ選んだのは木村酒造,秋田銘醸,両関酒造の三軒*2。東京から鈍行で来たのではあまりに遅いので,張り切って仙台までピンチケ夜行バスを使うことにした。

着いてすぐに木村酒造を見学,すきっ腹にお酒を飲みつつ,お昼にはこの地域の名物・稲庭うどんを啜り,午後に残る二軒の見学というスケジュールにした。

秋田でも飲み比べスポット情報がいくつかあったので,旨い飯を食ったあとに美味い酒を飲み比べることにした。

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2日目

羽越本線を乗り通すべく,ひたすら南下。本数が少ないうえ秋田~新潟という長距離の移動のため,途中観光は酒田くらいしか出来ない。マジかよ。

東北銘醸はどうやら予約要らないらしかったので流れで行くこととして,適当にレンタサイクルでも借りて観光することにした。昼は有名な酒田ラーメンでも。

余裕があれば村上経由で羽越線をしっかり乗り通せるプラン。

夜は新潟市街で海鮮食べつつ適当にばかうけ展望室でも登ってみることにした。

 

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3日目

越後国一宮として名高い弥彦神社とその背後にある弥彦山,そして朝日酒造を見ていく。弥彦山はロープウェイもあるが結構割高かもしれない。初心者でも3時間ほどで往復登山できるらしいので,徒歩でもいいのかも。

朝日酒造*3の時間がネックで,このプランだと14時の20分見学コースが最終。駅~受付場所の売店がちょうど15分ほどらしいのでかなりギリギリ。

上越本線は清水峠越えのダイヤが計画での制限になることもよくわかった。乗り逃さないように,逃しても一本後で帰れるように,慎重なプランニングが肝要っぽい。

 

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*1:かな~~~り離れるが…

*2:事前にメールやフォームで連絡して見学日時を決めた。>会社概要 | 秋田・湯沢 木村酒造酒蔵見学|会社情報|味わい華やか 美酒爛漫両関の蔵見学|うまい酒 両関|両関酒造株式会社|秋田県湯沢市

*3:20分コースだと申込不要,製造工程見学も加わる60分コースは10~翌4月のみ&要申込>酒蔵見学のご案内 | 朝日酒造株式会社