タト部記憶

チラシの裏

2019年

また忙しくて誕生日当日(12/20)に文章を書けなかった。ことに日付が変わってから気づいたので去年よりは進歩したと思いたい。

そういえば去年もジャンフェスの前の日に書いていた。毎年(といっても僕がファンになってからだが),誕生日の直後に週刊少年ジャンプブースでソーマのトークショーをやるというのが定番になりすぎて,原作が終わった今(そしてアニメ版もダレてきてしまった今),この定番がいつ終わるのか,いつ僕の好きを繋ぎ留めてくれるコンテンツが無くなってしまうのか,終わりが来るのが怖い。

 

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まず,今年僕に何があったかを書いておく。

ざっくり言えば,学部生活が終わって研究生活がいよいよ本格化した。家から大学までの距離は相変わらず変わらないのに,研究関係の活動に割く時間は学部の比じゃなく増えたので,平日は1日10時間研究して,行き帰りの3時間と家で起きてる4時間はひたすらアニメを見る。というギリギリの生活がずっと続いていた。もちろんそれは大学でやりたかったことそのものだから満足はしていて,だからこそ声優のことを考える余地自体は,暇で空虚で不安だった学部生の頃よりずっと減ってしまった。

去年は研究の次に声優さんのことを考えていたはずなのだが,今年は研究が十分楽しいと思えているので声優に人生の輝きや希望を求めなくてもよくなった,というのがひとまずの説明になる。実際にはこんなものは言い訳でしかなくて,ただ単に声優さんの活動を追いかけ続ける金銭的・身体的体力に欠くようになったという理由が大きいのだが。

 

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言い訳はそこそこにして、今年の出演作の感想などを簡単にまとめておく。一応今年の出演作は遊戯王以外全て見たと思う。

 

  • キラキラハッピー★ひらけここたま 星ノ川はるか役

ここ数年で一番好きなキャラクターだった。幼児向け朝夕アニメの主人公というのは本当に大役だったと思うし、毎週楽しみに見ながらいつも誇らしい気持ちになっていた。希望に溢れた明るいキャラというのが本当にこの人は合っていて、これからもこういうキャラクターを追い続けたいと確信できたアニメだった。だけに、打ち切りのような形で終わってしまったのは本当に寂しかった。無念さを想像すると胸が詰まる

 

まさかの四期。つい先ほどトークショーを見てきたが、足掛け6年のアニメになると思うと本当に感慨深い。本編は正直尻すぼみというか、人気漫画が面白くなくなっていく過程という感じで厳しさはあるのだが、でも持ち前の明るさと落ちこぼれからの成長という軸を一貫して描いてくれるのは本当にありがたい。五期に期待。

 

引き続き。王選騎士団篇・エルフ篇と、黒の暴牛の結束みたいなものが今までになくクローズアップされた一年だったので、必然的に出番も多くて満足度が高かった。いやアニメ自体は本当に面白くないのだが、面白くない長期アニメにしっかりメインとして関わっているという事実が嬉しいのだ。

 

  • W'z≪ウィズ≫ タマリ役

ヒッピーみたいな格好したよくわからんキャラだったけど、おっとりお姉さんみたいなキャラは本当に好きなんだよな。もっと出番が欲しかったというところだが、メイン二人の物語という意味ではかなり満足感が高いアニメだったので許す。

 

  • 叛逆性ミリオンアーサー ミリア役、絵筆アーサー役

1クール目に続いて。腐女子オタクキャラみたいな感じで笑かしてもらった記憶がある。

 

  • ひとりぼっちの○○生活 押江照代役

頼りない先生役。作品自体ものすごくいい出来映えで好きなのだが、ぼっちの不器用な成長を見守る一人ということで、とてもすんなり作品と一緒に入ってくるキャラだった。

 

  • Re:ステージ! ドリームデイズ♪ 式宮碧音役

主人公の姉。ステラマリスとしての活動は多分2017年あたりの北とぴあのライブから観測したのだが、こういうバックグラウンドがあって、主人公の物語の核になるキャラだとは思ってもみなかった。先輩ポジションや先生ポジションとかはあっても、物語の上での目指すべき存在ポジションのキャラって今までなかった気がして、すごく良かった

 

ご先祖。作品自体ものすごく好きなのでめちゃくちゃ嬉しい気持ちで見ていた。場をかき回すギャグキャラということでめちゃくちゃ適した演技になっていたし、こういうのも良いなと思った。

 

これ一人一人の役名無かったんですね。このアニメ自体めっちゃ好きだったので、途中からよくわからん即堕ちヤンキー役として出てきて素直に楽しい〜〜となってしまった

 

  • ありふれた職業で世界最強 シア・ハウリア役

延期やら何やらあって本当に待たされたアニメだった。sin七つの大罪の監督でお色気路線でやっていきそうな感覚があったのでかなり期待していたのだが、期待を裏切るつまらなさというか、不出来さだった。作品の良くなさに引っ張られて正直キャラクターにも良い感想は無いのだが、エロラノベアニメで雑に消費される二番手ヒロインという構図はなんだか嬉しいものがあった。

 

  • おちゃめなシモン ルー役、テオドール役

地味にこれが一番嬉しいかもしれない。ガチガチの子役を中堅以上の声優さんが支えるという構図に、一人だけ若手として入っているという感動が本当に大きい。ここ数年のNHK新作幼児向けアニメは本当に声オタを楽しませてくれるな、と思う。

 

  • ライフル・イズ・ビューティフル 坂下花恋役 

このアニメ自体かなり好きなのだが、ライバル校みたいなポジションでしれっと出てきて驚いた。僕にとっても一番得意な声のレンジに入ってるキャラなので、作品の一部としてすんなり見られる安心感は大きい。これは3年前にはなかった感覚だ。

 

『あさ加瀬。』チームの新作ということで一般試写で観に行ってしまった。作品そのものの出来としては良かったとは言えなかったが、公開直前に国際フォーラムを貸し切って『あさ加瀬。』無料上映を行うという何かの間違いみたいな*1プロモーションのおかげで、相対的にあさ加瀬を好きだった新鮮な気持ちを思い出すことができた。佐倉綾音さんもどこかに出ていて、どちらも前作のキャラクターそのままカメオ出演という形ではない、というのを強調していたのを覚えている。

 

白状してしまうと、遊戯王VRAINSは結局見られなかった。序盤で切られた面白くないキッズホビーアニメに途中から追いつくのは僕には無理だった。ちょこちょこ思い入れがありそうな言動があったのが本当に痛いところで、恥ずかしい話ようやく見ていない罪悪感から解放されたという感情が大きい。痛みを伴う良い教訓になった。

さらに白状してしまうと、今年始まった動画番組は全然聞けていない。これに関しては理由がはっきりしていて、パーソナリティの選び方に安易さが見えてしまって、セカショのしんどさに目を瞑れなくなってしまったからというのが一番大きい。人間としてのパーソナリティ部分は今までイベントで見る中でそこそこに知ってしまったし、この辺が今のちょうどいい距離感なのだろう、というところであまり辛くはない。

 

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なんだか言い訳ばかりになってしまった。追いかけられなかったという事実にわざわざ言い訳を付けるのは本当にダサいと思うけど、多分来年からはもっとこういうのが増えていくだろうし、ただただ怖い。来年の目標としては、まずはアンテナをしっかり維持して、追いかけられる範囲で追いかけていく意識を維持し続けていきたい。

 

 

 

*1:多分何かの手違いなんだろうけど