タト部記憶

チラシの裏

2019秋アニメ(10月期)・終番レビュー

学会準備で忙しかったのでマジでカス環境だった

完走本数:50本

平均点

最高点・最低点

  1. みにゆり 7 実写回で笑った。人気ご長寿コンテンツでもSDキャラだとYoutube配信限定でよくあるショートアニメ感が出てしまいしょっぱくなるなあと思った
  2. 天体のメソッド17話 7 TVシリーズから間が空きすぎてよく覚えていなかったが,円盤反対は一瞬にして思い出した。ノエルの姉妹分?でキャロルとかいうキャラが出てくるけど,ノエルだけでも相当股間に来るキャラデザなのに二人並ぶと立上。話自体はTVシリーズと同じでよくわからんけど良かったねみたいな感じ。ファンムービーのOVAと考えるととてもちょうどいいエピソードだと思う。最後吉成鋼パートみたいな映像でへ~となった。
  3. あの日の心をとらえて 8 Youtube配信限定。めちゃくちゃ新海誠意識して,というかおそらく企画段階で新海誠みたいなアニメ作ることになってたんだろうなと思うくらいには新海誠感ある。即ちチンポ。好きすぎ。過去と10年後の現在みたいになってる(秒5か?)けど過去からして近未来の世界観過ぎて日野自動車がつくる必要ありますか?となる。東京カランコロンアニタイ。
  4. 嫌な顔されながらおパンツ見せてもらいたい2 10 キャスティングの妙技がパワーアップ。声と映像で立上。竹達石上あたりのキャラが好きです(限界)
  5. ケンガンアシュラ シーズン2 9 ネトフリで視聴。最大トーナメントでしかないけど,びっくり人間コンテストに磨きがかかってて面白い。全員自分の肉体だけで戦うのが好感持てる。過去回想の入れ方も上手い。ひょっとするとバキよりおもろいのではとなる
  6. XL上司。 6 デカマラ一点突破だけでここまで持たせたのすごい。が,エロアニメとしては甚だ中途半端。本編終了後の特番ラッシュで若干加点
  7. PSYCHO-PASS 3 2 やりたい内容はわかるししっかりやればそこそこ面白いと思うのだが,長い尺を使った割に納得感あるストーリーではなかったし,そもそもこれはPSYCHO-PASSフレームワークを使ってやるべき話ではないと思ってしまった。キャラほぼ取っ替えてるのに同じ看板でやる必要あるのか?挙げ句1時間×8話も見せた上に完結編は劇場版でwって視聴者を虚仮にするのも大概にしてほしい。
  8. Dr. STONE 10 2019年何かオススメしろと言われたらこのアニメを選ぶ。なろう系が跳梁跋扈する10年代後半に,こういう「正しさ」がありうるんだなという一つの理想形みたいなものが見られた気がする。久しぶりにTVアニメで泣きました。
  9. 厨病激発ボーイ 1 どこを楽しめば良いのかわからなかった。後藤みどり先生はいつだって僕たち視聴者を試してくるなと感じた
  10. 少年アシベ GO!GO!ゴマちゃん(第4シリーズ) 7 師匠とか正直面白くない要素もたくさんあったし、正気じゃない回とか回ごとのクオリティのバラツキも大きかったのだけど、それもひっくるめて俺たちが見続けてきたゴマ男なんだと感慨がある。尾崎由香のOPも良かった。4年間お疲れ様でした。
  11. 浦島坂田船 6 中身はしょーもないのだが,絵柄と5分という尺とが相まって脱力してするする見られたので好印象。だいたい教室で展開するの,Dimensionハイスクール感無かったですか。
  12. 旗揚!けものみち 9 異世界×ペット×プロレスという題材をどう料理するのか謎だったが、ギャグと可愛いキャラで簡単に見終えてしまった。アニオリキャラのMAOがかなり良いエッセンスになっていて、最終盤の彼との決戦で、プロレスは人・獣の区別なく心を通わせる普遍的なプロセスなんだなあという落とし所になっていたのが納得感あった
  13. シルバニアファミリー ミニストーリー クローバー 4 マジで1期2期と代わり映えしなくて飽きた。勘弁してほしい
  14. 超人高校生たちは異世界でも余裕で生き抜くようです! 6 ミサイル並走,発電所生成,サルファ剤合成などなどお粗末すぎて笑えるところはあったが,国民国家だの宗教だの言っているときの痛々しさは本当に見るに堪えなかった。これでターゲットの中高生は本当に満足したんすかね。Dr. STONEが科学技術文明を説き,ヴィンランド・サガ君主論を問うている傍らでこんなに安易で無知を恥じようともしない話が供されていることに,正直なところ冷笑しか出てこなかった。女キャラは正直超好みだったので大加点。矢野茜。
  15. 放課後さいころ倶楽部 9 高屋敷綾。美少女がニッチな趣味をやるというありがちな話だけではなく,ちゃんとボードゲームを通して描きたい芯があったのが好印象。それにしても主人公のビョーキ感はなんとかならなかったのか。水着アニオリ回も良。
  16. ハイスコアガールII 10 1期OVAからの流れが良すぎた。90年代アーケードゲーム全盛期の熱狂が伝わる雰囲気作りも良いし,そのなかでしっかり青春モノをやっていたのが面白かった。
  17. どるふろ-癒し篇- 8 意味不明ギャグ中華アニメって感じで嬉しくなってしまった。癒しには程遠かったが,SDキャラも頭身上がっても安定して絵柄可愛いし,見ていて楽しいものだった。
  18. ぬるぺた 9 久しぶりに電波5分アニメって感じで懐かしい気持ちになれたし,キャラクターもとても魅力的だった。一方,全体の話としては予想を超えてこなかったのでそこはなんとも。とはいえ全体的に好き。OP最高
  19. 限界アニメ『松山あおい物語』 2 手作り感が嫌いじゃなかったけど,これは地上派に流していい品質ではない。安易なパクリやネタも下品。
  20. 戦×恋(ヴァルラヴ) 5 雑サービスシーンで若干立ち上がる以外に何も無いアニメだった。この手の作品のご多分に漏れず,シリアスがとにかくつまらなかった。まだ魔装学園H×Hのほうが面白かったと思う。キャラデザは好きだった(仰角)
  21. あんさんぶるスターズ! 5 本当に興味が湧かなかったので何も語ることが無い。アニメはよくできていた気がするが、キャラクターにいまいち魅力を感じられなかったせいか。まったく真面目に見てなかったので被害も少ない。
  22. ACTORS -Songs Connection- 7 安易な男性声優ボカロ曲アニメかと思いきや、まさかのシミュレーテッドリアリティトンデモアニメだった。っていうかこれ大体カリギュラだったでしょ。映像でも話でも笑かしてもらった
  23. Fairy gone -フェアリーゴーン-(2クール目) 2 グラフィックが綺麗なアクションゲームを他人がプレイしてる様を見てるみたいなアニメだった。ストーリーは真面目に見れば面白いのかもしれないけど、設定や状況の説明を台詞でも映像でも省きすぎていて、序盤からきちんと整理しながら見られなかった僕の負け。映像はPAという感じでまあ綺麗なのだが、キャラクターはむさい上に特徴も無いおっさんだらけで誰が誰だかわからないし、必然性が一切理解できないスタンドバトル(またはペルソナ3)と白兵戦が並行するバトルシーンには終始閉口。最初からマーリヤとベルの関係に絞っていればもっと見やすくなったのに。2クールそこそこ理解しようと見たのにこれほど何も残らないアニメもなかなか無い。
  24. アフリカのサラリーマン 0 マジできつかった。日曜深夜にクソゴミ社会ギャグを見たい人間がどこにいるんだ?下野紘声の鳥がひたすら社会の汚いところを煮詰めたみたいなキャラクターで本当に不愉快だった。汚い。ただただ不快。
  25. 兄に付ける薬はない!3-快把我哥帯走3- 8 1期2期と変わらないことをやっているだけなのに面白いのが本当にすごい。金持ちキャラネタが若干鼻についたけどボロ屋敷改造回は笑った
  26. スタンドマイヒーローズ PIECE OF TRUTH 5 最後ちょっと社会派ミステリーっぽくなって良かったけど,中途半端な真面目展開と魅力的ではない男キャラ共が厳しかった。
  27. 私、能力は平均値でって言ったよね! 8 なろうの悪いところを極力隠して"動画工房らしい"アニメに仕上げていて上手い。懸念されたシリアス展開はやはり微妙だったが、異世界転生アニメで軽視されがちな転生先の人生とか人格を背負って生きる終盤はとても良かった。
  28. おどる!モワイくん 0 微塵も面白くなかった。突然CGになったり映像は結構工夫しようとしていたが、おはスタのスタジオ(一回だけワイプで出演者の反応映してたけどあまりに虚無の反応すぎて以降無かった)の「マジでつまんね〜…」みたいな反応が本当に居た堪れなかった。
  29. ばなにゃ ふしぎななかまたち 4 特に感情湧かずにいつの間にか終了。きんだーてれび枠はよくわからん。最後こねこのチーポンポンらー大旅行感あった
  30. Z/X CODE REUNION 6 まさか美少女キャラてんこ盛りアニメなのに軍隊式訓練映像と宇宙空間謎戦闘映像が体感7割くらいを占めるとは想像もしていなかった。全然面白くなかったが,終盤の展開だけはまあまあ笑った。せっかく人間とゼクスのコンビみたいな要素があるんだからそこの掘り下げをもっとやるなり出来ることあったでしょってなる。
  31. 俺を好きなのはお前だけかよ 3 原作者全話脚本が本当に悪い方向に働いていた。この際裏切りでしか話を展開させられないストーリーには目を瞑るとしても,原作を愚直に切り貼りしてアニメにしているのだろう,という純粋な不出来さが,機械的に投入されるわりに全然活用されないヒロインズとかから伝わってきてしまった。映像は結構健闘していたけど,登場人物誰一人として魅力を感じられないせいでどうでもいいとしか。
  32. BEASTARS 9 動物擬人化というフォーマットで見事に人間ドラマを描ききった怪作。暗喩に満ちた仄暗い設定と対照的なさっぱりとしたストーリー展開を両立させているのは,自らの獣性に苦しみつとめて"人間"的であろうとするレゴシのキャラクターあってこそで,主人公を好きになれる貴重な作品でもあった。ハルを演じる千本木彩花さんの演技も白眉(ウサギだけに)。
  33. アサシンズプライド 5 コテコテのラノベアニメすぎて退屈この上なかったが、映像が中盤からどんどん崩れてきて笑顔にはなった。原作を淡々と消化する感じの中盤まではまだしも、終盤のエピソードはマジで無だった。最終話の映像はグチャグチャで好き。
  34. 星合の空 2 中学生らしい言動とか、大田区六郷ならではの十人十色の家庭環境とか、主人公がソフトテニスを通じて停滞していた部活を解決していく感じとか、どの要素もすごく好みだった。のに尻切れトンボで終わってしまったから激しい憤りを感じてしまった。プロなら作品を完成させるのが最低限だろう。評価に値しない時間の無駄。
  35. ノーガンズライフ 6 良くも悪くもラノベアニメ。マッドハウスのこういうアニメすごく好みのはずなんだけど、微妙に刺さり切らなかった。巨大企業の陰謀とか描いてた割に風呂敷の広げ方が足りず物語のスケールが小さく見えてしまったせいか。メガアームド斎とかいうネーミングで笑った。みなせいのりさんのキャラが良かった。2クール目もまあ見ます
  36. GRANBLUE FANTASY The Animation Season 2 7 1期に比べて各エピソードがきっぱりわかりやすく,騎空団員の掘り下げもしっかりされていて見やすかった。映像や音楽のクオリティも高く,金曜24時という絶妙に眠くなる時間じゃなければもっと楽しめたはずだった。
  37. 食戟のソーマ 神ノ皿 7 原作が面白くなくなっていく過程なんだろうなあというのが伝わってきてしまうような,代わり映えしない展開の連続だった。一方で今まで敵として戦ってきたキャラ同士の連携というまあまあ熱い展開や,いつもどおり創作料理&リアクションもあり,良くも悪くもこのアニメらしい。最後の「希望の唄」で完全にやられてしまったし,正直これで終わりで良かったんじゃないですかとなる。
  38. 炎炎ノ消防隊 7 映像も音もすごく良い。ヒロインズも魅力的。が、なんとなく展開が薄味というか、面白くはあったが今ひとつ突き抜けなかったような印象…
  39. 真・中華一番! 8 トンデモ創作料理バトルで終始笑顔。ソーマが料理の発想とか美味しさとかに寄っていた一方で、食事の楽しみみたいな根本的なところを意識していたのが印象的。まさかの尻切れトンボオチで笑ってしまったが、2期決定してるなら納得。一般ウケは一切していなさそうだが。
  40. ぼくたちは勉強ができない!(第2クール) 9 1クール目よりも展開に磨きがかかっていた、主にラッキースケベ要素。各ヒロイン平等に見せ場があって、各々の将来の夢と抱える現状の解決もあって、これ以上無いくらい良い2期への繋ぎだなあ、と最終回までは思っていた。のに、いきなり風呂敷を凄い勢いで畳んで焼き払っていったのでひっくり返ってしまった。なんじゃこりゃ。
  41. この音とまれ!(第2クール) 10 1クール目が嘘みたいにびっくりするほど面白かった。陰湿過去語り→少女漫画的感情展開→少年漫画的激アツ展開のコンボに慣れたためというのもある。
  42. 天華百剣~めいじ館へようこそ~ 9 ディフォルメキャラがマジで可愛い。頭身高くても可愛い。ギャグは虚無だけど5分で終るし何より見てて幸せになるアニメだった。
  43. ヴィンランド・サガ 10 主要キャラのエピソードが全部良くてただ単に主人公だけに収まらないのが良い。たくさんの問いかけと,この作品なりの答えがあって,それを淡々としたアシェラッドの振る舞いと対照的に感情で動くトルフィンの振る舞いとですんなりと描き出す,粛々と2クール放送したはずなのに4クール以上の内容の重厚さを持ったアニメだった。中世のヴァイキングの生活や残酷な命のやり取りを描く映像も非常に迫力があり,総じて完成度が非常に高いアニメーションだった。
  44. 警視庁 特務部 特殊凶悪犯対策室 第七課 -トクナナ-  3 バディもの×特殊能力で99%くらいダブデカだったせいで全く新鮮味がなかった。黒幕が「ドラゴン」だったり主人公が不死身だったり(うろ覚え)トンチキ感はあったがどうでもよさが圧倒的に勝っていて時間の無駄だった。
  45. 慎重勇者 8 序盤こそ病的主人公が厳しかったが,豊崎愛生の古臭いツッコミや異常者だらけのキャラクターで繰り広げられるなろうギャグに段々慣れてきて楽しめるようになっていた。終盤も過去エピを絡めて主人公の慎重さをしっかり説明してきれいに締めてきて,総じて出来が良かった印象。3話くらいで総集編を挟んできたのには閉口したが。
  46. 本好きの下剋上 9 この井口裕香のキャスティングはここ数年で一番センスが良かったように感じる。ものづくりの(その過程の試行錯誤の)楽しさとか,子供ならではの目線とか,商人の駆け引きとか,普遍的な楽しさが詰まっていた印象。奇病によるタイムリミットの設定は少し強引にも感じるが,限られた時間・限られた環境で,大切な人とどう過ごすのか,というなろうアニメに欠落しがちな視点をしっかり拾っていてむしろ好感が持てた。
  47. 斉木楠雄のψ難 ψ始動編 8 いつものサイキックス男という感じで大いに笑かしてもらった。東山奈央新キャラが超可愛い。鳥海ボイスの新キャラの扱いで笑う。旧作キャラをがっつり出したりやりたい放題のノリは変わってない。照橋さんの出番が少なくて残念。
  48. 神田川JETガールズ 8 ただの高木謙一郎爆乳アニメに留まらないバディを意識したアニメになっていた。仲良しマークが蒼井ミサの変化を表す重要要素になって笑った。波黄凛みじょかね~~。
  49. ライフル・イズ・ビューティフル 9 小倉ひかりが無限に可愛かったという感想に尽きる。序盤に予想されたとおりただのきららアニメに収まらない真っ当な青春部活モノになっているのも好感が持てたが,やはり試合以外の時間のほうが面白かったというのはまあ仕方がないか。
  50. バビロン 7 正義を体現する正崎検事が悪を突きつけられ,考えさせられ,実行させられる流れを一貫して描いていてやりたいことは十分伝わってきた。一方で,露悪的に過ぎる第7話ラストシーンや年明けに持ち越した世界篇など,SF的な思考実験にしては必要性が感じられない展開が目についてしまうという点はあった。今後僕はM・A・Oさんのああいうキャラを見るたびに興奮するのだなあと思うとふむふむとなる。