タト部記憶

チラシの裏

2018年

ふつうに忙しくて誕生日当日(12/20)に文章を書けなかったので何とも言えない感じだが,一応今年を声優ファンとして振り返っておこうと思う。とりあえずおめでとうございます。明日はジャンプフェスだ。寝坊しないようにしたい。

さて,まずは今年僕自身に何があったかということから書いておこうと思う。

ずばり言ってしまえば,研究を始めた。理系学生なら誰だって通る道でしょという話になるが,僕にとっての「研究」は大学に来た理由そのものだ。毎日研究室に行って頭を動かすというのは僕の20ウン年の人生で半分以上の期間願い続けていた夢のような生活だし,はっきり言って暇潰しのアニメや声優よりも何段もpriorityが高い。

ということで,この八,九年くらい絶えず頭の70%を占めていた声優は,研究によってあっさりと二番目に追いやられた。況や振り向ける時間をや。といった事情で,アニメ視聴は去年とだいたい同じ水準だが,ラジオを聴く時間や休日にイベントに行く体力,そしてお金を稼ぐ体力と時間が明確に減った一年だった。

もちろん声優が好きじゃなくなったわけではなくて,研究のことを考えていない間はだいたい声優のことを考えている。幸い生の声優さんを見ないくらいでは特にどうともないし,このくらいのバランス感・距離感でいきたい。

特に好きな声優さんはというと,今年はさらなる躍進の年だったと言える。多分毎クール何かしらのアニメで声を聴いてたはずだし,そんなこと3年前には全く予想していなかった。何より,朝夕子供向けの長期に出続けるアニメに決まってくれることが嬉しかった。それはこれからもアニメに出る声優さんとして活躍し続けてくれるということを意味していて,少なくとも一年,多分それ以上,アニメで声を聴くたび僕ももっと頑張らなきゃと思えるのだ。こんなに幸せなことはない。

去年まではどんな形であってもアニメに出てくれるだけでとにかくうれしくて,今現在ここにあるものを必死に摂取していた。入れ替わり激しい業界の荒波に飲まれてしまうのではないかという不安がいつも頭の隅を過っていた。今年は熟成期といったらいいのだろうか,核になるメインキャラ長期作品が出来て,ゆったりと今を楽しみながらこれから先の活躍を腰を据えて見守るという姿勢になれた。ファン心理にも余裕ができたのだ。

来年もきっと,僕は先の見えない研究に没頭しながら,アニメを見るたび前へと進む力をもらっていけるのだと思う。そうしていきたい。

 

以下主要なアニメやイベントの感想

ソーマ→何年経っても好きだ。確か最新作はこんな声だったっけって思った気がする。勿論声優も人間だから役作りの変化はあっていいのだろうけど,見る僕の方も自信をもって変化を観測できるように感受性を高くもっておきたい。

ウマ娘→コンテンツ自体に特に愛は無いが,エルコンドルパサーが電話越しに悔し涙を流す回はそれなりに良い。というかエルコンドルパサーが想像以上にずっと良かった。やはりアニメになるとぐっと違うな。ただの声優邪悪コンテンツではないのだと思わせてくれた。

ビルド→朝夕アニメということで。ほぼほぼシステム音声に近かったので話には関わってこなかったが,このアニメ自体がかなり好きで,これを毎週2クール見続けられたという嬉しさが大きい。

ゴクドルズ→予想外の形で。アニメ自体が正直キツすぎて全然好きじゃなかったしキャラもそれほどって感じだったけど,少なくともこういう地に近い声は今までのキャラには無かったし,フクザツな気持ちで見ていた。

ラクロ→まさかつまらなくて絵が拙いことだけが取り柄の夕方長期アニメの4クール目に突然出てくるとは思わなくてふつうに笑ってしまった。キャラ的にはそんなに新鮮味は無かったが,突然ゲストキャラやモブキャラで出てきたことはあってもメインキャラ追加キャストの形で出てくることは今までなかったから,我慢して見続けて良かった~という嬉しさが少しあった。

あさ加瀬→やっぱりこれが今年一番好きだ。ぽにきゃん,ウィクロスの線は確実にあるだろうなあという複雑な感情のもといろいろ吸収していくうちに,純粋に楽しんでいいことなんだとわかってきた。劇場ではじめて見たときの感動は忘れがたい。作品そのものの良さに感動し,そして何より,エンドクレジットの一番上に名前があること,これが本当に嬉しかった。確かTVアニメでクレジットが一番上にあって嬉しかった,というのは去年のアニマルバスだったと思うけど,はっきりと代表作だと言えるような作品が出来たこと。これに尽きる。いろいろイベントにも行ったけど,主人公であっても周りにしっかり気を配る姿勢はそのままで,変化があるところと無いところの塩梅も分かってるなあと一層納得したコンテンツでもある。佐倉さんとのデュエット曲とか,いや~あの佐倉綾音*1と肩を並べて歌ってるんだ……ってなるので聞いてほしい。

ここたま→これよ。このシリーズはそもそも前作追えてなくてみんな楽しそうに見てるのが羨ましい作品だったけど,そこに来るとは予想だにしていなかった。実際見てると楽しい。好きなキャラ多いし。本渡楓さんがN年主役を務めあげたことを考えると,これから1年以上は続いてくれるわけで,マジで俺はここたまやってる間は死ねないなと思う。僕が好きになった声が,深夜枠を超えて夕方枠で子供の耳にも届いていると思うと言い知れぬ感動がある。今のところ星の川はるかはここたまたちの舞台装置の一つといった感じであまりスポットライトが当たっていないが,これから演技がこなれていくにしたがって見え方がどう変わるのか楽しみで仕方ない。

怪獣娘黒→最初出演情報聞いたときは,あのおもんないTVシリーズの系譜か…と思ったけど杞憂だった。別作品かってくらい面白かったしシルバーブルーメは魅力的だった。こういう演技ね。

バンめし→まさかビーマニ関連声優コンテンツであるところのひなビタの後継に起用されるとは!!!!!僕はもともとビーマニ系の音ゲーが結構好きだったので,趣味と趣味が結節する貴重な体験をした。マジかよ。ばーちゃるゆーちゅーばーみたいな生放送といい,キャラたちのストーリーの核となるブログだったり,とにかく摂取すべきものが多くて大変ではあるが,これを追いかけて行けば幸せになれるという確信がある。

*1:芸歴的にはそんなに変わらないけど